2016年4月22日金曜日

熊本地震 西原村の度重なる激震でも割れていない食器!家具の固定が命を守る

家具の固定を早急に 1

西原村の度重なる激震でも割れていない食器!

家具の固定が命を守る



熊本地震。

西原村では、4月14日に震度6強、そして、16日に本震の震度7と立て続けに激震と余震が襲いました。

ところが・・・

こんな激震の中でも、西原村に住むアウトドア仲間のFさん宅では、食器棚は倒れず、中の食器も割れていませんでした。

平積みのお皿も




湯のみもお碗も

ワイングラスも割れていない!



とても、何度も、大地震が襲ったようには見えない食器棚。

もちろん、揺れの方向によって、食器が割れにくいということもあるんですが、それだけでは説明できません。

最大の立役者は、こちら。

家具の固定です。

この食器棚はネジ止めで固定されていました。



下部のネジが外れているのは、19日になって確認したところ取れていたということです。

ネジすらはずしてしまう地震の威力。

しかし、家具を固定していたからこそ、倒れなかった食器棚。

割れていない食器。

破片が散乱していないので、ケガも防ぎ、後片付けも軽減します。

「どうせ家具が飛ぶくらいの地震なら、固定しても無駄では?」と言う方もいますが、どうでしょう?

無駄ではなく、あれほどの地震でも家族を守ってくれる、それが家具の固定です。

このFさん、実は阪神淡路大震災の時、大阪府にいらっしゃったとのこと。
それ以降、どこに引越しをするにしろ、必ず家具は固定していたそうです。

お子さんが3人もいるFさん、今回はしっかり家族を守りました。

最大の立役者は 家具の固定=ネジ・・・と書きましたが違いましたね。
きちんと家具を固定する Fさん自身です。

「うちの地方は安全だからそんなに心配しなくても大丈夫」と言う方もいます。

しかし、どうでしょう?日本で家具を固定しなくていい地域なんてあるんでしょうか?

「うちは岩盤が硬いから大丈夫」と言う方もよくいらっしゃいます。

でも、揺れが伝わりにくい場所であっても、2000ヶ所以上あると言われる活断層が近くにあります。

「大丈夫」といって何もしないのではなく、たとえ危難が襲っても対策をきちんとしていたから「大丈夫」というほうが、ずっと家族を守ります。

熊本地震でも、冷蔵庫が、タンスが一瞬で飛んできたといいます。

固定していたとしても、何度も強震が襲うという事態があることを、今回の地震は教えてくれました。

Fさんは言います。

「この地震で得た教訓は、地震対策にやりすぎは無い、これで十分っていうことも無い」

と。

家具の固定がまだの方は、東京防災の合言葉、

「今やろう!災害から身を守る全てを!」

をどうか思い出していただきたいです。

今、やろう!



次回は、

家具の固定を早急に 2

防災グッズがなくてもできる効果的な家具の固定方法について

家具の固定を早急に 3

東京防災を実施しようとしても都条例ガイドラインが賃借人の家具の固定を阻む〜全国の条例ガイドライン(原状回復義務の解釈例)のために賃借人が家具を固定できない問題について


を書く予定です。

さて、このFさん

アウトドア仲間なので、テントを持っています。
たとえ家が無事で家具が固定されていても、度重なる地震で、ネジすらはずれる訳ですから、室内は不安になりますよね。

その点、いつも使っているテントなら使い勝手もわかります。台風にも耐えるテントもあります。

テントの話はまたいずれ。












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